
話しが下手な人「いつも結局何が言いたいの?と怒られる。コミュ障・伝え下手を直す方法ってないのかな。」
こんにちは、はらだっちです。(@SHaradacchi)
「博報堂スピーチライターが教える 5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本」の書評として解説しますね!

本記事の内容
コミュ障・伝え下手を直す方法を4つ厳選
- 形容詞だけで終わらせない
- しばりプレイ
- 驚きの数字を使う
- ありがとうを5倍使う
目次
今回、ご紹介する本
5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本
こんなふうに上司や先輩から怒れることはないですか?
「で、キミ は何が言いたいの?」
必死で話をしているときに、ガン詰めされるとキツイですよね。
この記事では、5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本の書評です。
この本で紹介されている「思いを言葉にする力」25メソッドのうち、厳選して4つを解説します。
本書では物語仕立てとなっており、登場人物の和田先生が、「さぁ、やってごらん」と主人公に何度も語りかけます。
この優しく背中を押してくれる姿勢が最後まで一貫しています。
ぜひこの解説記事で興味を持っていただきお読みください!
あらすじ
山崎大、25歳。農学部を卒業し、食品大手で人気企業の「葛原食品」に就職できたという喜びも束の間、予想外に広報部に配属されてしまった。国語が苦手なので理系、人前で話すのが苦手なので研究職を望んでいた大は、毎日のように先輩からダメ出しされるようになる。配属され3年が経っても、「言葉にできないコンプレックス」は深まるばかりだった。
会社で大きなミスをして落ち込んでいたある日、同窓会の知らせが届く。懐かしさに出席を決意するも、いざ行ってみると自分以外の人が輝いて見える。一人でぽつんと立っていた大に声をかけてくれたのが、和田重信先生だった。和田先生は、広告会社から来ていた特別講師で、「広告と言葉」を教えていた。大も一講座だけ受けたことがある。「農学部で広告の講義を受ける人は珍しいから、覚えているよ。レポートも面白かった」と言ってくれた和田先生に、大は思わず、涙ながらに自分の悩みを吐き出した。
じっと大の話を聞いていた和田先生はこう切り出す――5日間で、君の言葉の力を強くしてあげるよ。
こうして、大は5日間、自分の悩みを和田先生にメールで送り、先生から与えられる課題を実行することになる。
引用元:Flier
①形容詞だけで終わらせない
形容詞だけで終わらせないようにしましょう。
コミュニケーションがうまくいかない理由として、「言葉が思いつかない」ということがあります。
この具体的対策として形容詞だけで終わらせないようにしましょう。
形容詞だけで終わらせるとは・・・例えばこんな感じ。


このように形容詞だけだと、アウトプットを求めるビジネス会話にはなりません。
形容詞だけで終わらせないようにするには
具体的な形容詞だけで終わらせない対策としては、こうしましょう。
理由・五感・比較の言葉を付け足す
例① りんごがおいしい。
理由を付け足す:
- りんごが旬な時期だから。
- 特産地である青森県産だから。
例② おばけ屋敷がこわい。
五感(聴覚・味覚・視覚・嗅覚・触覚)を付け足す:
- 鳥肌が立った
- 息ができないほどだった
例③ おばけ屋敷がこわい。
自分の過去の経験と比較して付け足す:
- 自分が今までにしてきた中でもダントツで
このように単に形容詞で終わるだけでなく、その後に理由・五感・比較の要素を付け足しましょう。
②しばりプレイ
次にしばりプレイで話しましょう。
コミュニケーションがうまくいかない次の理由としては、言葉が思いついたとしても「まとまらない」ということがあります。
話がまとまらない、とっちらかる、何を話しているかわからなくなる。
これらの原因は色々な要素を詰め込みすぎていることです。
○○は話すが、✗✗は話さないというしばりプレイをすることがポイントです。
しばりプレイをするためには
話がうまいといわれている人は、何を話さないかを明確にしています。
しばりプレイは話さないことを決めるのが大事です。
会議などでよく失敗するケースは、一度の打ち合わせでいろいろなことを決めるために欲張ってしまうことです。
まとまるためには下記をやりましょう。
- 判断材料になりそうなものだけ示す
- ゴールの伏線となることしか言わない
- 言わないことの意識が大事
これらに気をつけてまとまりよく話しましょう。
コマジックナンバー3
どうしてもいくつか候補を提示したいときはマジックナンバー3を使いましょう。
ヒトは3つにまとめられていると理解することが可能です。
3つにポイントをまとめましょう。
③驚きの数字を使う
次に、数字を使うときは「驚きの数字」を使いましょう。
言葉が思いついて、まとまった後の課題は「伝わらない」を修正することです。
説得力を高めるために「数字」を使うことは多いと思います。
「すごく広い」よりも、「10万平方メートルと広い」のほうが良いですよね?
数字を使うのは基礎中の基礎ですが、驚きの数字に変えましょう。
驚きの数字にするためには
驚きのないあまりピンとこない数字は話を複雑にする雑音となります。
10万平方メートルってピンときますか?
下記のほうが驚きを感じ、ピンときませんか?
- 東京ドーム20個分の広さ
- レモン1,000個分のビタミンC
このように図形化、グラフ化しやすい驚きを生み出す数字を意識しましょう。
④ありがとうを5倍使う
最後にありがとうを5倍使いましょう。
やや精神論になりますが、人間は承認要求の塊です。
だから「ありがとう」と感謝を誰もがされたいんです。
少し過剰なくらいお礼を言いましょう。
- 忙しいのにお時間をいただきありがとうございます。
- 良い質問ですね。ありがとうございます。
- 拙いプレゼンにお付き合いいただき、ありがとうございます。
ありがとうございますのバリエーション
ありがとうございます、ばかりだと違和感がでますので、バリエーションは使いましょう。
- お礼申し上げます
- 恐縮です
- おかげさまで
- 痛み入ります
- 感謝の言葉もありません
使い分けながら感謝の気持ちを伝えましょう。
まとめ
この記事では博報堂スピーチライターが教える 5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本を解説し、紹介されている25のメソッドから4つを厳選しました。
コミュ障・伝え下手を直す方法を4つ厳選
- 形容詞だけで終わらせない
- しばりプレイ
- 驚きの数字を使う
- ありがとうを5倍使う
ぜひ本書も読んでください。
思いを言葉にする力」を身につければ、仕事に限らず、あらゆる場面で自信を持って表現することができ、本当に自分の納得する人生を送れるようになります。
5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本