
転職に悩む人「自分の転職の軸をどうしたらいいかわからない。仕事ってどういう風に選んだらいいのかな。」
こんにちは、はらだっちです。(@SHaradacchi)
仕事探しでやってはいけない方法を科学的な適職の書評として解説します。

本記事の内容
- やってはいけない仕事選びの方法3つ
- 仕事の幸福度を高める方法を3つ紹介
- 最悪の職場に共通する項目
なんでもっといい仕事を見つけなかったんだろう...
あなたも思ったことがないですか?
僕もブラック企業で働いていたことがあります。
人は仕事選びが下手なんです。
人間の脳にはそもそも仕事選びをするためのプログラムが備わっていません。
なので、この記事では科学的な適職で解説されている、職業選択の間違いや仕事の幸福度を高める項目から一部を書評として解説していきます!
ではいきましょう!
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目次
やってはいけない仕事選びの方法3つ
結論こちらがやってはいけない仕事選びの方法です。
やってはいけない仕事選びの方法
- 好きを仕事にする
- 給料の多さで選ぶ
- 性格テストで選ぶ
はい、バッサリです。
それぞれ解説します。
好きを仕事にする
好きなことを仕事にしてはいけません。
好きなことを仕事にして幸せなのは最初だけです。
歴史上の偉人も実は好きなことを仕事にしていません。
スティーブ・ジョブズ:好きなことはコンピュターではなく、スピリチュアル。
ゴッホ:好きなことは絵画ではなく、教会。
ココ・シャネル:好きなことはかばんではなく、歌手。
ナポレオン:好きなことは戦争ではなく、文学。
スティーブ・ジョブスは有名なスピーチで「好きなことを仕事に」というメッセージを出していますが、実は好きなことを仕事にしたわけではありません。
どんなに好きなことをやっていても現実的には面倒くさい仕事が生じます。
- 経費の精算
- 対人トラブル
- 顧客クレーム
好きな仕事を求める気持ちが強いと、こういった現実的な仕事とのギャップを感じやすくなり、この仕事を本当に好きなんだろかという疑念が生まれます。
逆に仕事への期待が高くなければ、その分トラブルがあっても「まぁ仕事なんてこんなもんだ」となります。
好きなことを仕事にしても幸せのレベルは高くなりません。
かつてYoutubeでは、好きなことで生きていくというコピーが生まれました。
直感的にわかりやすいため支持する人も多いですが、実は真実は真逆で好きなことは仕事にしない方がいいです。
給料の多さで選ぶ
給料の多さで仕事を選ぶことも幸せな仕事選びには繋がりません。
お金、ほしいですよね?
僕も年収が高い求人を求めているのでよくわかります。
ただ、一方でお金を稼いでも幸福度はあまり変わりません。
ノーベル賞受賞者のダニエル・カーネマンの研究によると、およそ年収が800〜900万円に達した段階で、幸福度はほぼ横ばいになります。
これはお金を持つほど限界効用が下がるという、経済学で使われる概念が理由です。
大好きなケーキも2個目、3個目と連続して食べると嬉しさが減りますよね?
どんなに贅沢をしてもすぐに慣れてしまい、満足度は下がっていきます。
800~900万円くらいまでは幸福度は上がるのでそこまでは求めた方がいいですが、その後はお金にこだわりすぎないことが大事です。
性格テストで選ぶ
性格テスト、性格診断で選ぶのはやめましょう。
特に新卒の時にSPIなどの適職診断や性格の傾向を出したことがあるかと思います。
性格テストにはいくつか手法があるのですが、結局のところタロット占いと大して変わらないレベルです。
- 何事もきちんとしていたい方だ。
- リーダーシップがある方だ。
- 情熱的な方だ。
ぶっちゃけこんな質問を100問とかやってるうちに疲れちゃいますよね?
アニメPSYCHO-PASSのように、システムが適職を見つけるというのは今の時点では近未来SFの話で、実はキャリアカウンセリングで使われている手法にはあまり根拠がありません。
詳細はぜひ本書を読んでいただきたいですが、性格テストによって適職診断をすることは現在はできないと理解しましょう。
仕事の幸福度を高める方法を3つ紹介
仕事の幸福度を高める方法を本書では7つ記載がありますが、その中から3つご紹介します。
- 仕事内容に裁量権がある
- モチベーションタイプにあっている
- 世の中に貢献できる
それぞれ解説します。
仕事内容に裁量権がある
仕事内容をどれだけ自分の意志で決めることができるかは仕事の満足度・幸福度を高めます。
マイクロマネジメントな環境で、あなたの自由を縛られるような職場で働きたいということはないですよね?
ロンドン大学が公務員を対象に行なった研究によると、
- タバコを吸うけれど、会社内の自由度が大きい
- タバコを吸わないけれど、会社内の自由度が小さい
この2つのグループを比べたところ、「タバコを吸わないけれど、会社内の自由度が小さい」人の方が体を壊しやすく、慢性病にかかる確率が高いことがわかったそうです。
仕事に裁量権があって自由度がある状態は、タバコよりもあなたの健康に大きな影響を及ぼすほど、幸福度を左右します。
モチベーションタイプにあっている
あなたのモチベーションタイプに合っている仕事かどうかが幸福度を左右します。
性格テストは適職を探すのに実証されていないことを述べましたが、適職を探すのに役立つ唯一の性格テストがあります。
あなたのパーソナリティを下記2つに分けます。
攻撃型:目標を達成して得られる「利益」に焦点を当てるタイプ
防御型:目標を責任ととらえ。競争に負けないために働くタイプ
あなたのモチベーションタイプがどちらなのかは、実際に「科学的な適職」を読んでいただき、その中のチェックリストを確認してください。
実際に向いている職種は下記の通りです。
攻撃型:コンサル、アーティスト、テクノロジー系、コピーライターなど
防御型:事務員、技術者、経理、弁護士、データアナリストなど
このように自分のパーソナリティに沿った職業を選ぶことが幸福に繋がります。
世の中に貢献できる
世の中に貢献し、その仕事がどれくらい他人の生活に影響を与えるかという指標が高いほど、満足度や幸福度は高くなります。
シカゴ大学の調査では「満足度が高い仕事とは、他人を気遣い、他人に新たな知見を与え、他人の人生を守る要素を持っている」としています。
こういった職業が満足度が高いそうです。
- 聖職者
- 理学療法士
- 消防員
- 教育関係者
- 画家・彫刻家
アメリカの調査なので、日本に100%当てはまるわけではないですが、やりがいのある仕事ですね。
やりがいのある仕事につきたい。
これは転職でも良く聞く言葉です。
社会に役立つ行為をした直後には、頭のなかにドーパミンが溢れ出し、「ヘルパーズハイ」と呼ばれる現象が起きることがわかっています。
自分の行為がわかりやすく世の中のためになったかわかると、社会への貢献で十分ハイになれます。
世の中に貢献できる仕事は大事です。
最悪の職場に共通する項目
最後に悪い職場に共通する項目を解説します。
本書では8つの「悪」を述べていますが、その中でも気になるのは「作業負荷の多さ」と「仕事の不安定さ」になります。
転職する際の面接では、こういったネガティブな面を聞き出そうとする候補者はあまりいないです。
正直、遠慮しちゃいますよね?
でも転職はあなたの人生の方向を決める一大事です。
面接官や従業員に直接聞いてみましょう。
それでも、もし聞きにくいなどあれば、転職エージェントや転職クチコミサイトなどを使うのが良いでしょう。
僕が使ってみておすすめの転職サービスはこちらです。
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まとめ
この記事では適職探しにおいて、やってはいけない方法と仕事の幸福度を高める方法、最悪の職場に共通する項目を解説しました。
- やってはいけない仕事選びの方法3つ
- 仕事の幸福度を高める方法を3つ紹介
- 最悪の職場に共通する項目
ぜひ、あなたの仕事選びにこの本が役に立つと嬉しいです。