こんにちは、はらだっちです。
僕は新卒で米系外資系企業に就職し13年間そこで働いていました。
ダウ工業株30種に入っている会社なので、いちおう世界を代表する会社だと思っています。
-wikipediaより
目次
そもそも、ダイバーシティって?
ダイバーシティとは?
カオナビ人事用語集によると、下記のようになっています。
ダイバーシティ(Diversity)という言葉の意味は、
- 多様性
- 相違点
- 多種多様性
など。ダイバーシティを企業経営で用いる言葉として解釈すると「個人や集団の間に存在しているさまざまな違い」といった意味になります。
たとえば、
- 年齢
- 性別
- 国籍
- 学歴
- 職歴
- 人種
- 民族
- 宗教
- 性的指向
- 性自認
といった人材の多様性を認めるだけでなく、積極的に労働市場で採用、活用しようという考え方も表しているのです。
ダイバーシティという考え方は、もともとアメリカ国内における
- マイノリティ
- 女性
が差別を受けない採用活動や公正な処遇の実現を求める運動から広がったもの。
日本社会では、
- 人権
- 少子高齢化によって引き起こされる労働力人口減少に対応できる人材確保
といった両方の視点からも、ダイバーシティが叫ばれるようになりました。
そして現在では、
- 人種
- 宗教
- 価値観
- 性別
- 障がい者
- ライフスタイル
といった観点のダイバーシティが日本企業の中で広がりを見せています。
ダイバーシティ経営とは?
ダイバーシティ経営とは多様性を意味するダイバーシティを生かした企業のマネジメントアプローチのことです。
組織内における個人の多様性をマネジメントして、ビジネス市場で優位に立てるよう組織全体を管理する手法というと分かりやすいでしょうか。ダイバーシティマネジメントでは、多様性を生かすことが事業の成長と企業の発展を促すと認識されています。
アメリカではダイバーシティ経営を「多様性の受容」、すなわちダイバーシティ&インクルージョン(Diversity &Inclusion)と表記していることが多く、僕のいた会社もそのように記載していました。
ダイバーシティの実態は?【女性ブースト登用でした】
結論、同じレベルの能力がある(もしくは多少劣っていても)女性を管理職に登用すること、が僕が働いていた会社のダイバーシティ経営の実態でした。
はっきり言います。
今は女性むっちゃ有利です。
会社に残っていれば、(まぁ外資系企業で会社に残っているのは優秀ということなんでしょうが)女性の方が男性より昇進できる状態です。
(今までは男性社会だったので、飛び抜けて優秀な女性じゃないと昇進できず、逆にそこそこの男性は昇進してきた、という歴史もあるとは思います。)
冗談ですが、女性というのはあくまでジェンダー的なものなので、僕もカミングアウトして明日から女性になってやろうかと本気で思いました。笑
外資系であっても、日本では女性管理職比率は低い
日本でもニイマル・サンマルという掛け声があります。
「2020年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%程度」という政府目標ですね。

確かに日本では海外と比べて女性管理職の割合は高くなく、これは外資系企業であっても同様の傾向があると思います。
外資系企業では男女などの差別は基本的にありませんので、一層女性管理職の比率を高くする目標を掲げることになります。
目標は結局、女性管理職比率を大きく上げることになる

ダイバーシティ経営といっていても目標がないと進みません。結局のところ女性管理職の比率をXX年までにXX%まで引き上げるという内容になることが多いです。
この目標が50%近いのが外資系企業の特徴だと思います。
その結果として、少なくとも管理職登用される男性と同じレベル女性は管理職になりやすいですし、多少能力が劣っていても男性よりも管理職登用される可能性は高いと思います。
まとめ
今回の記事では、僕の実体験をもとに、いかに女性が外資系企業(少なくとも私がいた会社では)優遇されているかを書きました。
もちろん、それぞれの会社によって状況は一概には言えませんが、少なくとも女性にとって働きやすくかつ評価されやすい環境になってきているのは間違いないと思います。
こういう状況もうまく使って、良いキャリアを築けると最高ですね!