
こんにちは、はらだっちです。(@SHaradacchi)
こういった疑問にお答えしていきます。
先日、ツイートをしました。
採用面接をしていて思うのですが、面接終盤の逆質問「何か質問ありますか?」を有効に使えていない候補者が多すぎるー。むしろ、「特にありません。」と言われた方が良いレベルもちらほら。質問するのもその人の能力です。
— だっち@外資系マーケ責任者 (@SHaradacchi) December 6, 2020
採用面接をしていて思うのですが、面接終盤の逆質問「何か質問ありますか?」を有効に使えていない候補者が多すぎるー。むしろ、「特にありません。」と言われた方が良いレベルもちらほら。質問するのもその人の能力です。
せっかくの質問ができる機会なのに、それでマイナスになるのはもったいないですよね。
目次
本記事の内容
- これを聞くと不採用!絶対にしてはいけない質問
- 逆質問(質問を受ける)ときに、面接官が判断している項目
- 好感触!面接官に対して聞くべき質問2つ
この記事を書いている僕は、マーケティング責任者やマネジャーとして、採用面接を9年間対応しています。また、人事としても100人程度の採用に関わりました。
面接の際に、最後のパートで面接官から「何か質問ありますか?」と聞くこと多いです。でも何を聞いたらいいのか困ることもありますよね。これについて、書いていきます。
転職全体の流れはこちらで解説しています。
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【完全ガイド】失敗しない転職活動の進め方を8つのステップで解説
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これを聞くと不採用!絶対にしてはいけない質問
結論、こちらです。
- 「典型的な1日を教えて下さい」は絶対にNG
- 自信があるなら、何も聞かないのはアリ
- 補足)面接官が答えられない質問もダメ
「典型的な1日を教えて下さい」は絶対にNG
こういった質問はNGです。
・「典型的な1日を教えて下さい」
・「普段のスケジュールはどのようになっていますか」
理由は下記です。
1日1日、同じスケジュールで仕事をしていないから典型的な1日なんてない。よって、創造性に欠ける人材が多く、使えない人材であることが多い。
僕は、人事をやっていた際にリクルート人事出身の採用の神様と言われている人と仕事をしていましたが、その人からも同じことを言われました。
「逆質問の際に『典型的な1日』を聞く候補者は落としなさい。使えないから」
もし、類似の質問がしたければ、下記のようにズバリ聞きましょう。
・勤務時間について聞きたい→残業は実際どのくらいか?
・プライベートがとれるか聞きたい→ワークライフバランスはどうか?
・出張が多いか聞きたい→外出と社内にいる時間の比率はどうか?
ちなみに、このように面接官側の気持ちを理解するのも面接突破には必要です。この「採用基準」という本は、とてもそれに有効な本ですよ!
記事も書きました!
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面接官に求められる6つの役割から面接質問対策をする【中途採用】
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自信があるなら、何も聞かないのはアリ
逆質問ですが、変な質問をして評価を落とすことを考えたら、「特にありません」と何も聞かないのはアリです。
面接などを通じて、その会社への関心・志望度が高ければ自然に質問したいことは出てくるはずです。もし無いなら「聞き尽くして本当に何もない」か「その会社どうでもいい」、に近い状態でしょう。どちらにしても、無理して質問することはありません。
面接官の立場から考えると、欲しい人材から「特に質問ありません」と言われたら、その人の志望度・関心を高めるために色々と話しを振ります。なので、そこからも面接は継続されます。心配は不要です。
僕は、インタビューを受けている最中に、聞きたいことをきいちゃうようなコミュニケーション重視の面接をしちゃうので、結果的に逆質問の時にもう聞きたいことは全部聞きました!となることが多いです。
補足)面接官が答えられない質問もダメ
絶対にNGではないですが、面接官の担当でない領域の質問をするのも、良くないです。
例えば、下記がダメな例です。
・人事の面接官に、「経営戦略」を聞く=ダメ!
・現場の担当者に、「人事制度」を聞く=ダメ!
・役員に、「現場の仕事」を聞く=ダメ!
新卒の学生であればまだ良いかもしれませんが、中途の場合、面接官がどういう役割をしているかを理解して、質問しましょう。
逆質問(質問を受ける)ときに、面接官が判断している項目
この3つです。
- その会社への理解度
- 志向の整合性
- 入社の本気度
それぞれ、解説します。
その会社への理解度
会社の理解度を判断しながらコミュニケーションします。
例えば、面接官が、面接の中で自社の話を織り交ぜて伝えていたにも関わらず、その意図が伝わっていない、理解できていないといったことを判断します。
逆に伝えていた情報が少なくても、鋭く掘り下げていた質問がくれば、洞察力が高いと評価する根拠にもなります。
志向の整合性
その採用候補者の志向が整合しているかを判断します。
面接の中で、「残業をいとわずに働きます」と答えた採用候補者が、「それで御社の残業時間はどのくらいですか?」と質問したら、残業をいとわずに働きたくないと考えているはずです。
このように逆質問のパートでは、本音をポロッと話してしまうパートですので、気をつけていきましょう。
入社の本気度
その会社に入りたいという思いが強ければ強いほど、質問をしたくなりますし、突っ込んだ質問をするはずです。
本当に欲しいものがあったり、やりたいことがあれば必死で調べたり、色々聞いたりしますよね?
そのため、入社の本気度は逆質問に現れます。欲しい人材から「特にありません」と言われた場合は、候補者の入社の本気度は低いので、必死でモチベーションを上げてくれるはずです。
好感触!面接官に対して聞くべき質問
最後に、では何を質問するかです。
- 面接で話題になったその会社や職種を聞く
- 「もしも採用いただいたら〜」で自己PRをもう一度
それぞれ解説します。
面接で話題になったその会社や職種を聞く
一番のオススメは、「面接の途中で話題になったことを話す」です。
普通面接をしていると、その会社のことや、その採用する職種の話題があるはずです。例えば、このようにしましょう。
・先程、この事業を大きく伸ばす予定での採用とおっしゃっていましたが、具体的にどのような顧客をこれから開拓する予定ですか?
・カジュアルな社風で仕事をされているとのことですが、皆が成果を出すプロフェッショナルな部分は、どういった仕組みやモチベーションが理由でしょうか。
さらに、「私の営業力はその新規顧客開拓に使えます」とか、「私も当事者意識が高く仕事をできます」という風に自分の強みを加えて会話ができるといいですね!
この質問だと話題になったことを話すので、自然な会話になります。そのためおすすめです。
「もしも採用いただいたら〜」で自己PRをもう一度
面接の過程で、自己PRや強みを言い切れなかった場合などに使うといいテクニックです。
自己PRの時に、私の○○という経験についてお話しさせていただきました。この経験は、もし御社にご縁をいただいた時、どのような形で業務に活用できるとお考えでしょうか?
こんな話し方がいいですね。
まとめ
面接の逆質問について、絶対にNGな表現とした方がいい質問を解説しました。
- これを聞くと不採用!絶対にしてはいけない質問
- 逆質問(質問を受ける)ときに、面接官が判断している項目
- 好感触!面接官に対して聞くべき質問2つ
ぜひこれらの知識を使って、面接を通過してくださいね!
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