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マーケティングへ転職する際の志望動機・自己PRはテンプレ化が勝負【例文はだめ】

2020年11月30日

 

悩んでいる人
マーケティングへ転職する際の志望動機と自己PRに迷っている人「マーケティングに転職したいけど、志望動機や自己PRが不安だな。志望動機や自己PRって各社ごとに考えるのは大変なので、どこの会社でも通用できる方法ってないのかな?」

 

こんにちは、はらだっちです。(@SHaradacchi

こういった疑問にお答えしていきます。

 

本記事の内容

  • マーケティングや外資系に転職する際の志望動機・自己PRはテンプレで勝負、ただし例文はだめ
  • マーケティングや外資系への転職で使えるテンプレ表現【志望動機と自己PR】
  • 評価の高い「志望動機と自己PR」を作る考え方

 

この記事を書いている僕は現在、外資系企業のマーケティング責任者として働いています。

 

元々新卒である有名な(ダウ工業30種にいる)会社に入社して、その後は3-5年くらいでキャリアをどんどん変えていきました。

 

業界軸ではエレクトロニクス、建築、コンシューマー、食品、エネルギー、IT。職種軸では、営業、マーケティング、経営企画、人事などを経験してきましてたので、どんな業界でも通用するマーケティングの志望動機や自己PRを把握しています。

 

僕がどうして簡単に転職ができ、面接で企業から好かれるかと言うと、スキル・能力的に優れているからという理由ではなく、面接で質問意図を把握して、それにしっかりと答えつつ、自己PRにうまく繋げてこれたからです。

 

今回は、どんな会社でも上手に面接突破するための「志望動機・自己PR」について書いていきます。

 

転職全体の流れはこちらで解説しています。

【完全ガイド】失敗しない転職活動の進め方を8つのステップで解説

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マーケティングへ転職する際の志望動機・自己PRはテンプレ化で勝負、ただし例文はだめ

まず、誰もが知っている事実です。

 

内定を多くもらう人と、全くもらえない人が存在する。

 

自分の周りの友人などを思い返してみてください。企業からオファーをもらった友達って、他の企業からも内定を多くもらっていませんでしたか?

 

では、その友人ってスキル・能力的に優れているかというと、必ずしもそうじゃないのでは?

 

実は企業から内定をもらい、オファーが出る人には、面接官の質問に対して、正しく回答をしているという共通点があります。

 

面接の質問に答えるのは、日常の会話と同じです

とはいっても、それほど難しいことではありません。

 

採用面接で「質問に対して、正しく回答する」ことは日常の会話と同じです。

 

「今日の晩ごはんは何にする?」という質問に対し、「カレーライス」と答えるのは正しい回答で、じゃあカレーを作ろうか、のようになりますね。

 

しかし、「昼は中華食べたよ」と回答したら、で、晩ごはんはどうしたいの?と戸惑ってしまいますよね。

 

僕は面接を面接官としても数多くやっているのですが、質問に正しく答えてくれないことが実はかなり多く、それが理由で不採用としているケースも多いです。

 

面接官がした質問に対して、正しい回答を返す。

聞かれたことを答えるというシンプルなことができれば、面接の70%はクリアしたも同然です。

 

3分かかりませんので、すこしお付き合いください。

 

注意:テンプレは効果的に使えるが、例文は意味がない

テンプレは、「型」です。

 

テンプレを使い回すことはできますが、例文を使うことはダメです。

よくググると、志望動機や自己PRの例文ありというようなサイトが出てきますが、人によってスキル、年齢、経験、考え方、性格・・・すべて違います。

 

この違いこそが、あなた自身の強みです。

例文をそのまま使ったら、せっかくのあなた自身の強みが台無しです。だから・・・わかりますよね?

 

例文をそのまま暗記するのはNGです。

 

マーケティングや外資系への転職で使えるテンプレ表現【志望動機と自己PR】

志望動機と自己PRは面接の中で必ず聞かれます。

絶対にこの2つは準備していきましょう。そしてスラスラ話せるようにしましょう。

 

そもそも、志望動機・自己PRを質問する意図は?

下記です。

 

  • 志望動機の質問意図:ちゃんとこの会社に興味があるか?入社意欲があれば、多少でも調べてくるはず
  • 自己PRの質問意図:この会社に価値をもたらしてくれる人なのか?

 

これが質問意図です。

まずはそもそもの意図を理解しましょう。その上でテンプレに進みましょう。

 

志望動機と自己PRのテンプレ

下記の通りです。少し抽象的かもしれませんが、この後に具体例を書いていきますので、不安にならないで大丈夫です。

 

志望動機のテンプレ

その企業が大事にしているユニークな価値観に着目して、共感しながら、自分のチャレンジを宣言する。

 

自己PRのテンプレ

自分の強みを明確にして、過去の経験を例に出し、その強みが会社の業務に活きることを説明する。

 

それでは具体例にいきます!

 

具体例①:元々他業種でP&Gに転職する場合

志望動機の具体例

御社の共有する価値観、Our Valuesにおけるリーダーシップに強く惹かれました。

今、消費財の業界も常に変化を求められています。そんな中で社員全員がリーダーであり圧倒的な当事者意識を持ちながら、新製品やその売り方を生み出し続けている御社は魅力的です。

 

前職は業界としても会社としても少し保守的な会社でしたが、御社に就職した際には、御社が掲げるリーダーシップを持ち情熱的にチャレンジを繰り返したいです。

 

解説

こういった企業の価値観は、【企業名 ビジョン】【企業名 理念】【企業名 価値観】などで検索すれば出てきます。今回の例だと【P&G 理念】で検索したところリーダーシップにたどり着きました。また当事者意識や勝利への情熱というキーワードもあったので、少しそのあたりを散りばめました。価値観はいくつかあるはずですし、採用はこの価値観に対して候補者がどれだけ共感しているかや、その能力がどれだけ価値観に合っているかを見ますので、ここに志望動機で触れるのは鉄板です。

 

自己PRの具体例

私の強みは、前職の営業で培ったお客様のニーズを掴む能力です。前職では企業の研究施設向けに、検査機器などを売っていました。

お客様のビジネスの方向性や過去の購入歴、同業他社の状況などをもとに提案を行いました。

また、お客様の現場に入り込み、実際に行っていることを粘り強く観察することで、言語化されていなかった本当のニーズを把握し、最適な提案を行うことで競合他社にはできない提案をすることができ、その結果として自分自身の売上を伸ばして社内でのベストセールスになったこともあります。

自分自身のお客様の役に立てるよう、社内の色々な部署の方々に協力をいただき、リードできたことで実現したと考えています。

御社のマーケティング部門では専門的な分析を行う際に、消費者のもとに赴き、徹底的な観察をすると伺っています。それにより消費者の隠されたニーズを探すと思います。

 

このような業務において、私の経験とスキルは御社でも活かせると考えており、応募しておりますマーケティングポジションで積極的にチャレンジをしつつ、前職でのノウハウを活かしていきたいと考えております。

 

解説

長さも含めてこんな感じです。僕が面接官であれば、この後に「へぇ、具体的にどんなことをしたの?」と深堀りをしていくので、絶対に強いエピソードを入れるのが鍵ですね。

 

具体例②:元々マーケティング職で、資生堂に転職する場合

志望動機の具体例

御社の価値観、ダイバシティに関するOur DNAに強く惹かれました。

化粧品業界も単一の価値観ではなく、様々なニーズが生まれてきています。そのような中では、新しい発想やイノベーションは必須であると考えており、単なる多様性を認めるだけではなく、価値観への共感をして事業を進めている御社の姿勢は魅力的です。

 

前職でも色々な人の協力を得ながら仕事をしてきました。常に本音でオープンにいる性格ですので、御社でも、常に感謝の気持ちを持ちながら、積極的に目標を達成していきたいと考えています。

 

解説

同様に、【資生堂 企業理念】で検索し、それをちりばめながら作ってみました。しれっと強く惹かれた部分以外にも他の理念を混ぜたりするといいかと思います。

 

自己PRの具体例

私の強みはマネジメント力です。

前職では、消費財メーカーのマーケティングを担当しておりました。5年間に渡って市場調査、顧客動向調査を行い、新事業から広告戦略の提案まで幅広い業務を行いました。

 

中でも最後の1年間はプロジェクトリーダーとして、チームの進捗管理や問題解決を手掛けており、そこで得た最も大きいスキルは、マネジメント能力です。チームとして仕事をし、結果にコミットするには、チームの多様性を理解しそれぞれを尊重しながら、状況にあった指示出し、コーチング、目標の共有などをし続けていくことが大事だと思います。マーケティングは各部門を調整するリーダーになることが多く、マネジメント力は必須と考えております。

 

したがって、前職でのノウハウと御社が持つ強みを活かすようなマーケティングに関わっていきたいと考えております。

 

解説

マーケティングをやりたい!という希望を強めに書いてみました。マネジメント力というところを強みにしていますが、これはそのポジションの適正によって少しずつ変えることが必要です。

 

テンプレと具体例をみつつ、自分自身の志望動機・自己PRを組んでいきましょう!

 

ちなみにどうしても、自分で考えられない場合は転職エージェントに相談するのも手です。どの転職サイト、転職エージェントがいいかは、こちらを参考にしてください。

外資・マーケに強い転職サイト・転職エージェント3選【すぐ辞めてもいい】

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評価の高い「志望動機と自己PR」を作る考え方

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最後に、志望動機と自己PRで評価の高いものを作るときの考え方を、僕が面接官だった時の経験からお話します。

 

結論:嘘はだめ

面接なんて、多少嘘ついてもいいんじゃない?という考え方を持っちゃうかもしれません。

 

でも面接官のテクニックでは、嘘(や誇張して話をしていること)はよくわかります。

僕は一つのエピソードを深堀りして聞いていきます。

 

「どのくらいの期間かかったの?」

「やる前とやった後では、どんなことが変わったの?どういう価値があったの?」

「あなたはどういう役割だったの?」

「もう一度やるなら、どういう反省があって、どう活かすの?」

・・・

 

こういった質問を繰り返していくと、そのエピソードの化けの皮が剥がれていきます。

 

とはいえ、面接を楽しんで

面接となると真面目な人ほど悩んでしまうと思いますが、そんな必要はないです。今回紹介したテンプレに沿ってもらえたらOK。

 

そこの会社に受からなかったからといって、死ぬわけではありません。気持ちに余裕をもって面接を受けることも大事ですよ!

 

じゃあ、行動しよう!

ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。

記事を読みおえてやることは、実際に行動することです。

 

志望動機のテンプレ

その企業が大事にしているユニークな価値観に着目して、共感しながら、自分のチャレンジを宣言する。

 

自己PRのテンプレ

自分の強みを明確にして、過去の経験を例に出し、その強みが会社の業務に活きることを説明する。

 

これを参考にして、実際に考えてみましょう。

行動しなければ、記事を読んだ価値はゼロですよ。

 

転職に動き出していないなら、すぐに行動しましょう!

転職は平均で3~6ヶ月程度かかるといわれています。

僕も、毎回そのくらいかかっています。

 

退職してから動きだすよりも、仕事を辞める前に動きだすのが正解です。

例えば、転職サイトに登録すれば、専門家に無料で相談できますので、どんどん使っちゃいましょう!

 

マーケティングにおすすめ転職サイトです

  • リクルートエージェント最大級の転職サイトなので案件が豊富。まずはここに登録しましょう。
  • doda定番のdodaですね。大手なので案件も多く、登録して損はないと思います。
  • JACリクルートメント外資系や英語力を必要とする案件が豊富です。僕もクローズドで、ヘルスケア大手とか紹介されました。

 

この記事は以上です。

皆様も転職がうまくいき、人生を楽しくできるといいですね!

 

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