
こんにちは、はらだっちです。(@SHaradacchi)
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- マーケティング初心者が、まず読んでおくべき本【4冊】
- もう少し勉強したいマーケティング初心者向けの本【3冊】
- マーケティング初心者が本を読みながらやるべきこと
この記事を書いている僕は現在、外資系企業のマーケティング責任者として働いています。元々新卒である有名な(ダウ工業30種にいる)会社に入社して、その後は3-5年くらいでキャリアをどんどん変えていきました。業界軸ではエレクトロニクス、建築、コンシューマー、食品、エネルギー、IT。職種軸では、営業、マーケティング、経営企画、人事などを経験してきましてたので、一通りのマーケティングの仕事内容や色々な業界でマーケティングに求められる内容を理解しています。
わりとマーケティング上級者ですので、信頼いただけるかと思います。
なお、この記事では「新刊」を紹介していません。
その理由は、初心者におすすめする本を考えていたら、結果的に「長年読まれているベストセラー」ばかりになったからです。新しい本を読みたい、最新のマーケティングのノウハウを知りたいといったニーズには答えていませんので、どうかご了承ください!決して最新の本ではないですが、全て良書ですので、特に学びの多い20代、30代、40代の方におすすめです!
マーケティング初心者が、まず読んでおくべき本【4冊】
まずは基本的なものを4冊だけ厳選しました。マーケティングの前にビジネスの基本的な考え方を紹介している本です。
なお本を読むだけでなく、読み終わったら3行程度でいいので、「3行読書感想文」を書いてみるといいです。Twitterとかに投稿するのもいいですね。下記のように少しでもいいのでアウトプットをするイメージで読書をすると学びが違いますのでオススメです。
改めて論点思考(内田和成著)を読み直しました。仕事の取り組みについて、決定的で重要な考え方ですね。論点「解くべき問題」は何かと最初に考え、それは解決できるか、実行可能かを考えるということの大事さ。つい作業に没頭している時に、「そもそも」と戻るのを意識です。#読書感想文
— だっち@外資系マーケ責任者 (@SHaradacchi) December 2, 2020
改めて論点思考(内田和成著)を読み直しました。仕事の取り組みについて、決定的で重要な考え方ですね。
論点「解くべき問題」は何かと最初に考え、それは解決できるか、実行可能かを考えるということの大事さ。
つい作業に没頭している時に、「そもそも」と戻るのを意識です。
ぜひやってみましょう。というわけで、オススメの本です。
論点思考 内田和成の思考
企業・職場には問題が山積みされている。全ての問題を解決していくわけにはいかない。真の問題を見つけ、それに集中するための技術を解説。
(Amazon商品説明より)
出版されたのは2010年ですが、必須レベルで読む本です。
仕事の取り組みについて、決定的で重要な考え方をこの本で学びました。論点つまり「解くべき問題」は何かと最初に考え、それは解決できるか、実行可能かを考えるということの大事さを学びました。つい作業に没頭しているときに、「そもそも」と戻るのを意識できるようになります。おすすめです!
仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
仮説から始めれば作業量は激減する。BCGコンサルタントが3倍速で仕事を進められる秘訣。
(「BOOK」データベースより)
論点思考と同じ元BCG内田和成さんの本です。伝統的大企業は網羅思考の傾向が強いと著者は述べていますが、仮説を立てることで効率よく仕事を進めていく重要性とやり方がこの本には書かれています。「論点思考」と同様に僕の仕事の進め方の基礎となっている内容です。
なお、論点思考と仮設思考は、思考力大全という名称で、Kindle版の合本版も用意されていますので、セットで読む場合はこちらもオススメです。
イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」
MECE、フレームワーク、ピラミッド構造、フェルミ推定…目的から理解する知的生産の全体観。「脳科学×戦略コンサル×ヤフー」トリプルキャリアが生み出した究極の問題設定&解決法。コンサルタント、研究者、マーケター、プランナー…「生み出す変化」で稼ぐ、プロフェッショナルのための思考術。
(「BOOK」データベースより)
論点思考、仮説思考とともに、イシュー(課題)が何なのかを突き詰めながらの問題設定と解決法の重要性を書いている本です。何に答えを出すのかという問題設定自体が結果の8割を生むといってもいいと思います。他のビジネス書を100冊読むよりもこの1冊と言える本です!
ロジカル・プレゼンテーション――自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
「提案の技術」というと、いかにも地味で専門的な印象を持たれるかもしれない。ところがどうして、現在のビジネスの現場で、これほど必要とされる能力はないといっても過言ではない。「提案の技術」がないゆえに、どれほど多くの「優れたプラン」が具現化されることなく消えていったことか。本書は、そうしたビジネス上の詰めの甘さを自覚し、提案を成功に導くための「技術」を明らかにしたものである。
(「BOOK」データベースより)
ロジカル・プレゼンテーションというタイトルですが、プレゼンだけでなく、考え方・進め方なども含めた内容となっています。加えて、スライドの作成方法、実際のプレゼンの方法など、実践的な内容も多くあります。僕のプレゼン/スライドライティングの基本はこの本がベースになっています!
もう少し勉強したいマーケティング初心者向けの本【3冊】
本当はこれからご紹介する3冊もすべて読んでほしいですが、一気に読んでしまいますと消化不良になるかもしれません。もし、問題なさそうという方は、ぜひこの3冊を試してください!
戦略「脳」を鍛える
“ポーター”を読んだだけでは勝てる戦略はつくれない!ボストン・コンサルティング・グループがもつノウハウの中核部分を初公開。定石を超えた「イノベーション」を生み出すための発想法を解説。
(「BOOK」データベースより)
BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)という世界でも最も有名な戦略コンサルティングファームで日本代表だった御立さんの本です。戦略=定石(=スピード+レンズ)+インサイトという定義のもとに各要素を説明した本です。経験や事例ストックを増やすことで、引き出しを増やしていく必要性、ものごとを二重人格的に考えて批判的に検討し、理論を考えていく重要性などが書かれています。
問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術
「現場で使える」思考の技術・実行の作法。日々の業務から経営改革まで、あらゆる場面で確実に活きる必修ビジネススキルの決定版テキスト。年間2万人が学ぶ人気講座を一冊に凝縮。
(「BOOK」データベースより)
ロジカル・プレゼンテーションと同じ高田貴久さんの本。ストーリ仕立てでよりロジカル・プレゼンテーションの内容をわかりやすく伝えている本です。事例がわかりやすく、深堀りしていくのにとても役立ちます!
ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現
上下関係も、売上目標も、予算もない!?従来のアプローチの限界を突破し、圧倒的な成果をあげる組織が世界中で現れている。膨大な事例研究から導かれた新たな経営手法の秘密とは。
(「BOOK」データベースより)
新しい組織論の本です。多少なりともマネジメントとか人事などに関わる方は読んでおいて損はないと思います。こういった本が世界的な規模でベストセラーになっているということは、大工業時代から新たな転換期が訪れていることを示していると思います。「大人に働く」ことができる人たちが集まると、こういった組織になっていくんでしょう!
マーケティング初心者が本を読みながらやるべきこと
本を読みながら、この3点をやりましょう。
- 3行感想文で、アウトプットをすること
- アウトプットした感想文を意識して、行動を変えてみること
- できるだけ多く実践すること
一つずついきましょう。
①3行感想文で、アウトプットをすること
これは上に書いた通りです。本は読むだけでは身に入らないので、メモを書いたり、あるいは最低でも3行感想文というアウトプットを出す、という意識で読みましょう。
当然ですが、本のページを読み進めていくことだけに価値はありません。本からはしっかりと吸収しましょう。
②アウトプットした感想文を意識して、行動を変えてみること
3行感想文を意識して、行動を変えてみましょう。
例えば、「論点思考」を読んだならば、その方法である「そもそも」を言いながら仕事する、などです。
論点を意識しながら仕事をすることは、色々な場面で必要ですので、絶対に成果が上がります。やってみましょう。
③できるだけ多く実践すること
本を読んで、3行でまとめました。
行動を変えてみました。
次は、変えた行動をできるだけ多く実践してみましょう。
マーケティング戦略を練る時、マーケティング・リサーチを行う時、広報とPRを考える時、Webマーケティング施策を実行する時などすべての場合において実践してみましょう。
先程の例ですが、「あいつの口癖はそもそもだ」と言われるくらい「無意識レベル」でできるようになっていけば、いいですね。
まとめ
今回は、定番のおすすめビジネス書7選をまとめてみました。
もし過去に読んだことがある方も、今一度読み直すなどすると新しい発見があるかもしれません。
ぜひ、インプットを多くして、楽しく働けるようになりましょう!