

目次
本記事の内容
- 転職活動の進め方8つのステップ
- 転職活動に必要な期間は6ヶ月
僕はある外資系企業に勤めていましたが、ブラック企業に転職してしまい、そこから猛烈に色々と調べ半年でホワイト外資系に転職成功させました。
今回はブラック企業へ転職→半年でホワイト外資系に再転職した実体験やその時に徹底調査した転職業界の知識をもとに、解説していきます。


転職活動の進め方8つのステップ
ステップは下記の通りです。
- 準備しよう(2ヶ月)
① 転職の方針を固めよう
② 自分のスケジュールを決めよう
③ 自己分析をしよう
④ 求人・関連情報を集めよう
- 応募しよう(2ヶ月)
⑤ 応募書類を書こう
⑥ 面接を受けよう
- 内定して退職しよう(2ヶ月)
⑦ 内定したら交渉しよう
⑧ 退職しよう
準備しよう(2ヶ月)

失敗します。面接落ちまくり or 転職しても「こんなつもりではなかったのに・・・」となる可能性が高いです。
あなたの将来を良くするためには、しっかりと準備をしましょう。
①転職の方針を固めよう
転職の方針とは、「最優先する項目」と「捨てる項目」が何かを決めることです。
そして最優先する項目が叶えば、「今回の転職は成功だった」といえます。
「有名企業に転職できた」、「給料が上がった」ということが必ずしも転職での成功じゃありません。
あなたの転職の方針は?
- 知名度のある企業で働きたい
- 給料を上げたい
- 成長している市場がいい
- 自分のスキルを活かしたい
- 英語で働きたい
- 時間の融通ができる職場がいい
- やりがいを感じたい
- 新しい職種につきたい
- スキルを学びたい
- 勤務地を選びたい
- 雰囲気のいい職場がいい
- 福利厚生が充実している
どれでもOKです。
あなたが一番大切にしていることを選んでください。
「わからないよー」と思った方は、今の満足できていないことを思い出してみましょう。
僕の軸は「成長している市場」で働けることを最も大事な項目として捉えています。
そして大事なことは「捨てる項目」も決めることです。
上の方針が完璧にある企業なんてありません、そう思いましょう。
優先順位を決めるということは、やらないこと(=捨てること、妥協すること)を決めることです。
そうしないといつまでたっても「転職の方針」は固まりませんよ。
僕は「成長している市場」で働くことを大事にする代わり、「知名度の高い会社」「時間の融通」「福利厚生」はスタンス取って捨てました。
もっと詳しく知りたい場合、こちらで解説しています!
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転職の軸・方針の決め方ポイント3つ【まず最初に行うステップ】
続きを見る
②自分のスケジュールを決めよう
転職活動をする際には、かなり細かいスケジュールを立てて予定を組んでいくことが大切です。
理由はこの通り。
- 面接日程の調整が大変
- 内定を長く保留できない
- 求人情報は常に変化する
面接日程ですが、新卒の時とは違い面接官の日程はあらかじめ決まっていません。
面接官は通常業務の空き時間に面接をしますので、相手の状況にも左右されてしまうので、面接の調整は長引きがちです。
加えて、ひとたび内定が出てしまうと長く保留することは難しくこの調整も難航しがちです。
僕の場合ですが、
・第一志望の企業:面接間隔が2週間→応募して、1ヶ月半で内定
・第二志望の企業:1週間で3回面接→応募して、2週間で内定
という状況があり、第二志望で先に内定をもらっていたのですが、断るしかありませんでした。
また求人内容の変化ですが、目移りしすぎてしまうと大変です。
もしあなた自身で決めるのが難しければ、無料の転職エージェントなどを活用して相談しながら決めることもありです。
③自己分析をしよう
自己分析は「あなたは何ができるか」と「あなたは何がしたいか」の2つの項目を考えることでできますが、このステップでは「あなたは何ができるか」を深堀りします。
- あなたは何ができるか→このステップではこれをやる
- あなたは何がしたいか→ここでは考えない。※転職の方針を考える時に実施済
「あなたは何ができるか」ですが、具体的には「あなたの職歴、どんな仕事をしてきてどういった成果を出したのかをリストアップすること」です。
例えば、下記のようにです。
・1-2年目 営業 東京地区で商品Aの販売を行う。
成果:1年目 目標95%達成、2年目 目標105%達成
・3-4年目 マーケティング 消費者リサーチを行う。
成果:新商品Bのコンセプト策定
やると今までの業務とか目標など覚えていないことも多いです。なのでまずは思い出しながら書き出していきましょう。
すると自分なりに工夫して結果を出した仕事といった自己PRにもつながる項目が見つかるはずです。
あなたのしてきた仕事を深堀りしていくことが、自己分析です。
自己分析の詳しい方法や弱みの言い換えはこちらで解説しています。
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転職の自己分析がうまくいく3ステップ【50個の弱みを言い換えます】
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④求人・関連情報を集めよう
あなたが働きたい業界、企業、ポジションについて求人・関連情報を集めましょう。
業界については、下記をチェックです。
- 「市場が縮小していないか?」
- 「労働集約型でないか?」
市場が縮小していないかはわかりやすいと思いますので、労働集約型でないかについて解説します。
労働集約型とは「人が体力を使って動き回る」ビジネスモデルのことです。
例えば飲食業界などは、従業員が必死こいて動き回ってどうにか店舗を経営していくモデルですよね。
(飲食業界を志望している方ごめんなさい!)
こういった業界は正直なところ、あまりおすすめできません。
ホワイト業界の見分け方はこちら。
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ホワイト業界への転職。ホワイト業界3選とホワイト企業の見つけ方
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おすすめの業界、ブラック業界の見分け方はこちら。
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ブラック業界の見分け方4つ【ブラック業界ランキングトップ5】
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ブラック企業の見分け方はこちらの記事で解説しています。
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ブラック企業の見分け方3つ+補足1つ【簡単に特定できます】
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企業、ポジションについては、下記をチェックです。
- 業界での立ち位置
- 職務内容
- 給与・福利厚生
業界内の立ち位置は、面接の際にも大事になりますので調べておくといいです。
こういった情報収集については、企業の公式HP、転職サイト、転職エージェント、企業の口コミサイト、業界図鑑などが使えるので調べてみましょう。
この記事で紹介しているサービスを使うと、情報収集がうまくいきますよ。
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使って本当に役立った転職サービス5選 転職エージェント3選+転職サイト1選+口コミサイト1選
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応募しよう(2ヶ月)

しっかりと準備ができましたね。もう怖いものはないです。

⑤応募書類を書こう
求人情報から応募する企業が決まったら、応募書類を用意します。
履歴書、職務経歴書の2つの書類を書きましょう。
外資系企業の場合はCV、レジュメと呼ばれる英文の職務経歴書も必要です。
履歴書、職務経歴書とは?
履歴書→「今までの経歴を確認する」ための書類
▼ 企業はここを見る ▼
- 学歴と職歴は募集要項とマッチしているか。
- 資格、希望条件は募集要項と合っているか。
- 経歴に空白(理由なく何もしていない期間)はないか。
- (写真から、あまりにも容姿がひどくないか。)→企業によっては写真の出来で落ちます。
職務経歴書→「今までの仕事内容を確認する」ための書類
▼ 企業はここを見る ▼
- 過去の仕事内容は募集要項と合っているか。
- 実績と能力はありそうか。
- 強みはどういったところか。
基本は履歴書と職務経歴書だけですが、企業によっては専用のエントリーフォームの作成がある場合もあります。
エントリーフォーム、エントリーシートは独自のテンプレートをしているもの、「自由にあなたを表してください」という指定がないものなど様々なケースがあります。
(転職サイト、転職エージェント経由の場合はエントリーフォームは求められない場合もあります。)
書類作成ができましたら、Webや郵送で提出します。締め切りに間に合うように注意しましょう。
応募したら、この後のステップについての連絡を待ちましょう。
応募したから必ず面接に進むというわけではありませんし、応募した企業も他の候補と比較することもありますので、2週間くらいはかかるものと思って、この後の連絡を待ちましょう。
書類選考を通るための履歴書・職務経歴書はこちらで解説しています。
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転職の書類選考の極意ポイント8つ【通りすぎて辞退に困るレベル】
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⑥面接を受けよう
書類選考が通過した連絡があったら、面接です。
面接は通常下記の流れで進みます。
- 自己紹介・自己PRをしてください。
- 志望理由、転職理由を教えて下さい。
- 職務経歴について詳しく教えて下さい。
- 逆質問、何か質問ありますか。
これらの質問への準備は必ずしておいてください。準備不足の場合、爆死します。
この面接の流れに対して、話すことを書き出し、声に出してシミュレーションしましょう。
面接なんて普通に働いていたらあまり経験しませんよね?
下記の参考記事も合わせて読んで、撃沈しないように練習しましょう!
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内定して退職しよう(2ヶ月)

でも転職活動はまだ道半ばです。円満な退職と新しい会社で楽しく働けるためにもうひと踏ん張りしましょう!
⑦内定したら交渉しよう
内定の通知をもらったら、「あなたの転職の方針に合っている会社なのか」をもう一度考えましょう。
書類選考や面接に進んでいくと、そもそもの転職の方針を忘れて内定を取ることが目的のようになりがちです。
内定を取れたことは嬉しいし良いことですが、自分が優先した項目がOKなのかどうか、一回確認しましょう。
あなたの転職の方針と合っているのであれば、なるべく急いで担当者に入社の返事を連絡します。
他の会社選考も続いている場合は、回答期限を聞いてください。おそらくその企業の人事担当者からは「早い回答をください、他社は断ってください」と求められるはずですが、迷っているならば焦らないでください。
他社の選考は続けましょう。
複数企業からの内定があれば、それをもとに条件交渉ができる可能性があります。
入社の決意をしたら、改めて条件を確認、交渉します。
決めるべきは、「入社日」と「給与」に関する項目です。ここの明確化をしましょう。
もし交渉が必要な場合は、転職エージェントを使っておくとお任せできます。
気遣いしなくてもいいので、転職エージェントを利用しておくのもいいですよ。
内定後の給与、年収交渉はこちらで解説しています。
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⑧退職しよう
退職は、最後の試練です。
退職手続き、つまり退職の意思を伝えるタイミングとしては
良いのは2ヶ月前、どうにかやって1ヶ月前、法的にはぎりぎり2週間前。です。
円満に辞めるのであれば、2ヶ月前に言った方がいいです。
どうしても事情がある場合には、退職の2週間前に退職の意思を示す、退職願を提出すれば法的なリスクはありません。
ただし円満に辞めるにはこういう流れを組みたいですよね。
- 後任を決めてもらう
- 業務の引き継ぎをする
- 有給休暇を消化する
これを考えたら2ヶ月前に伝えるのが良いです。
今後どういったところで縁があるかわかりませんので、あまり不義理にならないように努めましょう。
まぁ僕も1ヶ月前に伝えて、バタバタ引き継ぎしながら退職なんてこともしました。
有給休暇なんてどこいったんだろう、みたいなこともありますのでここは計画的に。
そして、立つ鳥跡を濁さずです。
退職の意思を伝えると、理由を聞かれます。
ネガティブなことは伝えないことです。なんの得にもなりません。
「お世話になりました。新しくやりたい仕事ができました。」とだけニッコリ伝えましょう。
詳しい円満退職のコツはこちらで解説しています。
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補足:転職後について
転職できた・・・おめでとうございます!!
でも転職はゴールではなくスタートです。
こちらの記事では転職後3ヶ月の人間関係の構築方法や結果を出すタイミングについて解説しています。
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転職活動に必要な期間は6ヶ月
転職に必要な期間は6ヶ月。どんなに早くても3ヶ月です。
- 求人、企業や業界の情報収集 1~2ヶ月
- 応募、書類選考 2週間
- 面接 1ヶ月
- 内定、退職手続き 1~2ヶ月
転職系のブログやメディアを見ると平均3ヶ月くらいと書かれているものも多いですが、実際はもっと時間をかけるべきです。
転職の方針を決めることがもっとも大事と伝えましたが、ここには時間をかけるべきです。2ヶ月近くじっくりかけて考え、悩みましょう。
すると転職活動は6ヶ月くらいかかります。そのため情報収集を始めるステップ(転職サイトや転職エージェントへの登録など)は早めにしておくことがいいです。
まとめ 失敗しない転職活動の進め方
この記事では、僕の持っているすべての知識を駆使して、失敗しない転職活動の進め方を8つのステップで説明しました。
- 転職活動の進め方は3つの大項目と8つのステップ
- 転職活動に必要な期間は6ヶ月
でも自己分析をしたり、転職サイトに登録したりって、面倒ですよね。だから不満があってもスルーして、また朝起きて会社に行って…
今の仕事は向いていないかもしれないけど、チャレンジはしたくないな…
その考えでは、この先ずっとあなたの輝く道は見つかりません。
不安があるから、この記事をここまで読んだんですよね? いま動かずにブラウザを閉じたら、明日も同じ気持ちが続きます。人生をハッピーに変えるには、あなたがチャレンジ・行動する必要があります。
自己分析をしてみてください。そしてそれを助けてくれる絶対におすすめの転職サービスを5つ選びました。
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