
退職交渉で悩む人「転職で内定をもらった。でも今いる会社との退職交渉ってどのくらいかかるのかな。引き止めとか大丈夫?」

目次
本記事の内容
円満退職の4つのポイント
- 退職の意思を伝えるタイミング
- 退職交渉は報告
- 引き継ぎプランを提示
- どうしても困った時の対策
転職活動をしていて、いざめでたく内定となった後に残っているのが退職の意思を伝えることです。
僕も経験していますが、結構重たい気持ちになりますし、やり方を間違えるとトラブルのもとになります。
この記事では、円満退職できるポイントを解説していきます。
立つ鳥跡を濁さず、で退職できるといいですよね。
転職の全体像はこちらの完全ガイドを御覧ください。
-
-
【完全ガイド】失敗しない転職活動の進め方を8つのステップで解説
続きを見る
退職の意思を伝えるタイミング
結論、退職を伝えるタイミングは下記です。
良いのは2ヶ月前、どうにかやって1ヶ月前、法的にはぎりぎり2週間前。
退職といってもただ辞めるだけではないです。
- 退職交渉(1~2週間)
- 引き継ぎ(2週間)
- 有給休暇の消化(~1ヶ月)
といったようにやるべき業務があります。
法的には2週間でも大丈夫ですが、おそらく会社規定には退職を伝えるタイミングがあるはずです。
できるだけその退職を伝える規定を守るように意識しましょう。
(多いのは2ヶ月前、くらいです。)
さらに転職するタイミングはある意味では溜まっている有給休暇を使い切るボーナス期間です。
退職の意思を伝えるタイミングが直前になればなるほど有給休暇を取る期間を短くしていっていると思ってください。
まぁ僕も1ヶ月前に伝えて、バタバタ引き継ぎしながら退職なんてこともしました。
有給休暇なんてどこいったんだろう、みたいなこともありますのでここは計画的に。
参考)上司以外への伝達
会社からの正式発表があってから伝えましょう。
上司OKが出たから同僚や顧客に伝えてはダメです。
会社としてはあなたのような優秀な社員の退職の伝え方には、顧客へのフォローや社内への伝達など、センシティブに考えています。
これを台無しにしかねません。
「お世話になったお客様には早く伝えたい、思い出ある同期には伝えておきたい」気持ちはわかりますが、ぐっとがまんです。
正式発表までは退職のことは話さないことが大事です。
退職交渉は報告
退職交渉は相談ではなく報告のスタンスで行います。下記がポイントです。
- 直属の上司に対面で
- 報告退職理由は不満NG退
- 職先の会社は言わない
直属に上司に対面で報告
まず直属の上司に対面で話をしましょう。
上司の上の上長や同僚・部下に先に伝えると話がややこしくなる可能性がありますので、まずは上司です。
下手に伝わると「どうして自分に直接話しをしないんだ」と感情的になる上司がいます。
感情的にもいいことではないですよね。
できるだけ会議室などプライバシーの守られる空間で伝えるのが良いです。
「○月末で退職をしようと思います。業務の引き継ぎについてご相談させてください」これだけ伝えましょう。
なみに上司との1回目の話し合いでは退職願は出さず、口頭で退職の意思を伝えましょう。
退職理由は不満NG
普通、退職理由を聞かれます。
会社への不満やネガティブな内容を伝えるのはNGです。
というのもカウンターオファーを言われる可能性が高いからです。
給与が不満と伝えた場合、給与アップや昇進のカウンターオファーを出され引き止めされます。
退職理由は「今までありがとうございました。どうしても今の会社・ポジションではできないやりたいことがあります」というように個人的で前向きな内容にしましょう。
参考)転職先の社名は言わなくていい
転職先の社名を言ったところで、転職交渉がスムーズに行くわけではなく、会社同士の関係が悪化するリスクがありますので伝えない方が無難です。
転職先の会社に上司が文句を言いにいった・・・とかありがちな話です。
もめないように転職先会社名は言うのは避けましょう。
参考)引き止められたら・・・
感情的になるのはやめましょう。
で、強い意思をもって退職の報告をするだけです。
もしどうしても話し合いが平行線であれば一旦持ち帰り、翌日に「一日考えましたが、意思は変わりません」と伝え、持ち帰るのがいいです。
引き継ぎプランを提示
A4で1枚程度の引き継ぎプランを作成、提示しましょう。
今抱えている案件引き継ぎ先の相手引き継ぎ時期を案として提示するのが良いです。
上司があなたを引き止めるのは、あなたの退職によって起こる負担を避けたいからです。
あなたが引き継ぎスケジュール案を作成しておくことで、転職の交渉が辞める/辞めないから、引き継ぎプランが現実的かどうかの議論に変わるはず。
引き継ぎプランが妥当であればスムーズな退職に繋がります。
直属の上司と面談する際には引き継ぎ項目などを可視化、簡単なスケジュール案を作成しておきましょう。
どうしても困った時
引き止めにあったり、どうしても退職できない状況になった場合は方法があります。
- 転職エージェントに相談
- 退職代行サービスを使う
転職エージェントに相談
転職エージェントを使っている場合は、相談にのってくれます。
転職エージェントはその会社に就職させて報酬が発生しますので、法律的なことも含めて転職のサポートをします。
「強い退職の引き止めにあっている」「カウンターオファーに悩んでいる」などありましたら、転職エージェントに相談しましょう。
退職代行サービスを使う
転職エージェントを使っていない、あるいは転職エージェントとうまくいっていない場合の最後の手段として退職代行サービスがあります。
これは円満退職できないのでおすすめはしません。
なので、下記のような方のみ検討してください。
- 人間関係がうまくいっていない
- 退職希望日がすぐ
- 毅然とした態度を取れない
退職代行サービスはあなたの代わりに退職交渉をしてくれます。
お金は3万円程度かかりますが、どうしようもなくなったら退職代行サービスも検討してください。
まとめ
円満退職するための方法を解説しました。
円満退職の4つのポイント
- 退職の意思を伝えるタイミング
- 退職交渉は報告
- 引き継ぎプランを提示
- どうしても困った時の対策
退職交渉は転職の最後のステップです。立つ鳥は跡を濁さずの精神で円満な交渉を進めてください!